症例

腰、骨盤の痛みに関する症例

背中の痛み

こんにちは。
エルカイロプラクティックです。
本日は症例として、背中の痛みを訴えられて来院される患者さんが多かったので、
お話していきたいと思います。

1人目、お子さんと遊んでいて抱き上げた時に痛みが走った、
2日しても痛みが変わらなかったので来院。

2人目、最近違和感を感じていたが、日常生活で問題なく、セルフケアで症状が軽減していた、
徐々に背中以外も気になり始めてから背中に痛みを感じるようになったので来院。

3人目、朝起きた時に体の硬さを感じていたが、徐々に体を動かしていくと硬さが取れて、
日中は症状がなくなるが、夕方にかけて張りを感じ始めると痛みがでてくるので来院。

3人とも同じ背中の痛みを感じての来院で、痛みの出方はそれぞれでした。
背中だけの症状で考えれば急性と慢性の違いはありますが、
この3人の方の共通するポイントがありました。
それは腰から下半身にかけてのもともとある症状でした。
原因としては腰から下半身がうまく使えておらず、
背中にかかるストレスに耐え切れなくなった結果、痛みが出てきたと考えました。
施術後は腰から下半身の可動域が改善に伴い、姿勢や上半身の可動域も変化したことで、
背中の痛みも軽減しておりました。

痛みの出かたも大事ではありますが、なぜ痛みになってしまったのかなど背景を考えることで、
今後の予防にも繋がると思いますので、何かお困りの症状などありましたら、ご相談ください。

胸腰椎移行部

胸椎と腰椎のつなぎ目になります。背骨には移行部と言って各背骨の変わり目があり、力学的なストレスを受けやすい場所になります。特に腰から下半身の可動域制限などがあるとよりストレスが増える事で周囲の軟部組織に異常をきたしやすくなります。

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50代男性 椎間板ヘルニアによる右足のしびれ

横浜市栄区在住の50代男性が右足のしびれを訴えて来院した。

以前から慢性的な腰痛を訴えていたが、今年の初め辺りに右臀部から足にかけての痺れを訴えるようになった。

病院に行ってMRI撮影を行ったところ、L4/L5の椎間板ヘルニアとの診断を受けた。

その後病院に定期的に通っていたが、最初のうちは痛み止めの飲み薬を処方されるに留まり、それでも良くならないと訴えて神経根ブロック注射という治療に2ヶ月位前から変わったようである。

これは即効性があり注射を打ってすぐ症状が楽になるのだが、しばらくすると同じように症状が誘発することを繰り返していました。

この状態を医師に伝えたところ、手術の選択肢を提示されたということでした。手術をすることを検討していたのだが、やはり抵抗があったため調べてみるとカイロプラクティックがヘルニアに有効という記述を目にし、こちらのHPで確認したところ、自分と同じような症例報告があり半信半疑で来院したようでした。

【初回の症状】

初回来院時は腰痛及び右臀部の痺れ感が強く出ていた。

痺れ感を伴う疼痛を持続的に感じ、大腿部後面へ走るような痛みを感じている。

腰痛及び下肢痛は前屈をするとかなり強くなるため、普段は腰の動きをかなり意識して生活している。

朝起きると腰の痛み、右臀部から足にかけての痺れが最も強くなるため、痛み止めを飲んでしばらくしてから行動しなければならないような状態であった。

日中も仕事で座っていることが多く、仕事にならないくらいの腰痛と痺れが強いため、薬で痛みを誤魔化しながら行っているが、かなりのストレスとままにならない状態のため本当に悩んでいる様子であった。

 

 

 

 

施術の経過

初回の治療

症状が強く、腰痛のみでなく下肢痛も出ていたため、施術の強度に注意し(悪化を防ぐため)初回は筋の柔軟性を回復させることをメインに行なった。

問診や検査所見から診てもやはり椎間板ヘルニアの活性期の疑いが多分にあったため、施術も注意を払わなければいけなかった。

 

2回目

来院時は初回同様の痛みと痺れが存在し、施術後の経過を聞いても劇的な変化は見られていない状態であった。

しかし、ヘルニアの活性期(炎症反応を起こしているような状態)を疑っていたためそのような予測をして患者に説明していたため納得して来院してもらっていた。その為、今回も同じような施術を行い、物理療法も使いつつ患部の炎症反応を押さえることをメインで行った。

 

3回目

炎症反応が治まってきたのか、常時痺れが強くある状態からは脱したようで、朝起きがけの痛みや長時間の座位姿勢での腰痛誘発が主訴になってきた。

患者の症状寛解に伴い、施術内容ももう少し積極的な事を行うようにした。

 

4回目

まだ痛みや痺れはあるものの、常時の痛みは消失し、上記した動作、状況での痛みのみになっていた。症状寛解に伴う施術内容として、積極的に脊柱へのモビリゼーション(可動域、弾力性をつけていくような施術方法)を行うようにしていった。

 

58回目

この間の期間でかなり症状の緩和が見られたようである。長時間座っていての痛み以外はほぼ消失、座位で痛みが出るまでの時間の延長、下肢痛を感じる範囲の縮小、腰痛の軽減、薬物療法中止(痛み止めの摂取中止)などができるようになった。それ以降も継続的な施術を行い、現在はほぼ寛解しているが、仕事柄長時間座っていることも多く、患者はケアを希望しているためメンテナンスを継続中である。

 

【担当:八住コメント】

この方の症状は典型的な腰椎椎間板ヘルニアによって起こっている症状を疑われました。

初回は重度の神経症状を呈していたので、まずは施術による悪化を防ぐ戸を優先的に考慮し、施術も制限を加えながら行っていきました。

炎症反応が収まったと感じられてからは積極的な脊柱へのアプローチに切り替えていきました。

 

椎間板ヘルニアの大きな要因と考えられるのが、ある特定の部位(椎間板損傷部位)に限局した負担(体重や動きを起こした時「椅子から立つ、身体を捻る、低い場所から物を持ち上げるなど」の荷重)が限局的に同じ場所にかかり続けるからと私は考えています。

 

その為、筋肉の柔軟性はもとより骨格の可動性を改善させ、上記のような様々な動きでの負荷、もしくは動かさないで一定にかかり続ける負担を柔軟でしなやかな筋骨格系で負荷を分散、補え合えば損傷部位だけが負担を担う必要がなくなる=症状が寛解することに繋がると考えています。

 

16年近い臨床経験の中でこのような考えのもと「投薬などでの改善が見られないので手術ということも考えましょう」と言われてきた患者さんを多く助けてきました。

もしも同じような症状で通院を考えている、もしくはしている方で良い治療方法はないものか?とお考えの方がこの症例報告をご覧になったら、正規ライセンスを保持したカイロプラクティックが助けになると考えています。

もしお考えの方がいたら当院エルカイロプラクティックにご一報頂ければと存じます。

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長時間の座位による腰痛

30代男性。この腰痛は、営業から内勤へと、職場環境が大きく変化した6年前に発生。
症状は長時間の座位によって出現する。また、気温の低い時や重いものを持った時には症状が悪化する。この方の腰は、腰椎の3番と4番の間にある関節が、ある一方向で動きが減少したため、腰の関節にかかる負荷が増加した事が原因で痛みを起こしていました。
治療としては、うつぶせの状態で腰の周りの筋肉の過剰な緊張を取り除き、次いで動きの悪い3番と4番の間の関節に動きを付ける矯正を行ったところ、座っているときの腰の痛みが徐々に消えていき、3回の施術で改善しました。
現在は月に1回のメンテナンス治療を受けられ、長い時間座っていても痛みが出ることはなくなりました。

腰の関節の動きと神経

腰の椎間関節は身体を曲げたり伸ばしたりするときに大きく動きます。長時間の座り仕事等で悪い姿勢が続く事で上下左右にある関節のうち、いづれかに動きの制限が起きることがあります。
背骨の関節からは神経が伸びていて、関節の動きが悪くなるとこの神経の機能が低下して筋肉を緊張させたり、血流を低下させて痛みを引き起こします。

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急性期、炎症期の施術のプロトコル

施術の段階には初期、中期、長期と大きく分けて3つの段階があります。

 

 初期段階では炎症が起こっているため、痛みが最も強く、当然可動域も大きく減少しています。この期間は外傷後から72時間程度続きます。この間は痛みと炎症のコントロールが一番重要です。最も手軽に行える対処法としては安静にした状態での10分間のアイシングです。可能であるならば圧迫と拳上も効果的です。この初期段階は先ほども述べたように痛みが最も強い時期ですので施術者として出来ることはそう多くはありません。しかし、慎重にマニピュレーションとモビリゼーションを行えば回復を早めることが出来ます。

 

 中期段階は外傷を受けた組織の修復が始まっています。この過程は外傷を受けた2日後から始まります。この時に関わってくる細胞としてマクロファージという細胞があります。このマクロファージが修復細胞である線維芽細胞を活性化させます。線維芽細胞はコラーゲンの中にあります。コラーゲンは全身の皮膚や骨、腱や臓器など様々な場所にあります。この修復細胞が破壊された組織を再構成します。再構成にかかる時間は損傷の度合いによって異なりますが腱や靭帯の場合は2か月で損傷前の30%程度です。重症の場合は損傷前の強度を回復することはないといわれています。

断裂等の重症でない場合、この中期過程では施術は積極的に行うことができます。初期の痛みや炎症のコントロールではなく循環や関節可動域の回復、筋肉の収縮力の改善、様々なアプローチを行うことが可能です。ただし、ここで誤ったアプローチをしてしまったり適度な動きを加えなかったりしてしまうと、先ほど述べた線維芽細胞が正しい状態で修復せずに働いてしまいます。そのため組織が線維化してしまい柔軟性が失われ、やがて慢性化していき再び痛みを引き起こしてしまいます。この過程はスポーツをした後の原理と同じです。激しいスポーツをした後のストレッチとアイシングはとても重要なのです。また、この中期過程は施術者だけではなく患者自身にも積極的に体操やストレッチを行ってもらうと障害組織の循環が上がり、代謝も上がるため更に治癒時間の短縮が期待できます。

 

 長期過程に入ってくると受動的、または強制的に可動域の拡大をはかり、筋肉の強化や共同作業、運動動作などの評価がなされます。この期間中も患者に積極的に施術に参加してもらう必要があります。とくに損傷が大きければ大きいほど機能不全の度合いが大きく、不適切に再教育されてしまいます。受傷部位のみだけではなくその周囲の筋肉や腱、関節等の固有受容器に積極的に働きかけ弱化している筋肉の再教育を行います。

 

 以上、施術に関して3つの段階を挙げてみましたが、あくまでこれは各段階をカテゴリーに分けただけであり、症状が出た期間や損傷時間で決めつけて施術を行うのは間違いです。施術を行っていくうえで治ってもらうのは患者であって損傷ではないからです。患者一人一人にそれまでの既往歴があって初めて起こったことなのか、何回も起きていることなのかだけでも施術内容は変わってきます。それら一つ一つを踏まえて施術を行っていくことが当たり前のことですが、とても大切なことなのです。

 

 

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右股関節の痛み

社会人で週末などに地域の草野球チームに所属していて、半年前から右股関節に違和感を感じ始めた。

違和感がうずくような痛みに変わり、走りづらくなってきたため、整体へ1ヶ月ほど通院しても痛みは引かず、次第に内腿に肉離れのような痛みが生じるようになり、痛み止めを飲みながら別練習をしていたが、痛み止めも効かなくなってきたため、練習ができなくなってしまった。
整形外科では、グロインペイン症候群(鼠径部痛症候群)と診断を受け、リハビリを続けているが、2か月近くまともに練習が出来ず、全く改善する兆しがみられない為にカイロプラクティックを検索してご来院。

 

グロインペインの多くは内転筋の異常が原因となっておりますが、今回のケースでは腰椎から股関節に付着する腸腰筋(腹筋の奥にある筋肉)が非常に過緊張状態にありました。よくお話しを聞くと、腰痛もここ最近酷いようで、椅子からの立ち上がりなどが辛かったようです。

その過緊張状態の腸腰筋を手技によってゆるめ、バランスを崩してしまっている骨盤に矯正を入れることによる数回の施術で痛みが軽減。5回目にはランニングが出来るまで改善。

またトレーニングを再開して頂く上で、ストレッチの指導やトレーニング中のフォームの指導をさせていただくことで通常の練習に復帰できるまでに改善。

現在は仕事や練習でどうしても出てきてしまうお身体の不調を月に1回のメンテナンスで改善して頂いている。

グロインペイン症候群

グロインペイン症候群(鼠径部痛症候群)とは、スポーツ選手などに多くみられる股関節周囲に起きる痛みの事です。原因は様々ですが、主に股関節や太ももの内側に付く恥骨筋や内転筋の異常です。
最初は下腹部や恥骨周囲に疼くような痛みがあり、悪化すると徐々に痛みが強くなり股関節を動かす事が困難になってきます。
股関節に対するオーバーワークが問題なので、安静にしていても改善してきますが、カイロプラクティックでは問題となっている筋肉、股関節に対して効果的にアプローチすることで早期改善を促します。

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再発を繰り返すゴルフした後の腰痛(ぎっくり腰)

40歳男性がゴルフをプレーした後腰痛を訴えて来院された。

この症状は、1ヶ月前にぎっくり腰になった後、安静にしていたが腰痛がらくにならないという。

これまで1年に2,3回ぎっくり腰になりそのたびに1週間ほど休む状態を繰り返している。

現在は体を前に曲げる動作で腰の下側に痛みが起こり、お仕事をされていると午後になると腰が重くなってくる。

検査すると、可動域は屈曲・右回旋が低下しており、特に腰椎の4番と5番の間の関節の動きが悪く、その周辺部の筋肉・靭帯の緊張が強く痛みがおこる。またハムストリングや腸腰筋など屈曲時に働く筋肉の力の入りづらさがみられた。

炎症反応は見られないため、初回から関節に動きを改善させる施術を中心におこない、3回目の施術で可動域検査上の痛みはみられなくなり、5回目の施術で筋力検査の所見もほぼ改善している。

 

慢性再発性腰椎捻挫

脊椎筋や周辺の軟部組織に繰り返し部分的な断裂が起こると急性腰椎捻挫(ぎっくり腰)は慢性化します。

損傷した組織をそのままにしておくと柔軟性がなく脆弱になり、痛みをごまかすような間違った筋肉の使い方を覚えてしまい再発をくりかえしてしまいます

その為、施術に加えて腰にストレスがかからない姿勢や、物の持ち上げ方、座り方などもあわせて指導させていただきます。

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腰痛とO脚

この症状は4年前からある。

長時間のデスクワークにより痛みが強くなり、入浴など体を温めると軽減する。また、脚に症状はないがO脚が気になる。

検査では腰部の関節のの可動域が減少し、反らすと痛みが悪化。

O脚の検査では下肢の内旋・屈曲の筋肉の力が入りづらく、姿勢では片側の骨盤の上昇と左右の内反膝(O脚)がみられた。

仙腸関節の動きも制限されていたので、治療では動きの制限されている関節と筋肉にアプローチをした。

5回の治療で腰痛は消失し、腰の可動域は増加した。O膝に関しても施術とエクササイズとによって改善。

現在は、メンテナンスに移行。

 

O脚(内反膝)

内反膝とは、いわゆるO脚と呼ばれるもので、大腿骨長軸に対して脛骨長軸が内側へ傾いている状態のことをいいます。成人の脚の角度(脛骨長軸と大腿骨長軸の角度:FTA)は、個人差はありますが170~175°が正常範囲とされています(生理的外反)。
原因としては、関節の形成不全などの先天性のものと、後天性のものに分けられます。
そして後天性の中では、基礎疾患からのものと骨盤や股・膝関節のアンバランスからのものがあり、カイロプラクティックではこの骨盤や股・膝関節のアンバランスに対しアプローチしていきます。

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骨盤矯正ダイエット

32才女性が、運動やエクササイズを行っても中々ダイエットが上手くいかず、雑誌などで『骨盤矯正』を知り当院に来院された。

 

まずこの女性に腰痛や膝の痛みなどの症状を聞いた所、5年位前から右腰に痛みがあり右足にむくみと冷えも併発していた。

 

検査をしたところ、右の骨盤の前にある『大腰筋』の力の入りが悪く、骨盤の関節である仙腸関節に付加がかかり動きが悪くなっていた。

 

3回目の治療で痛みがなくなり、5回目の来院時にはむくみと冷えが改善された。

 

今は一ヶ月に一回のメンテナンスに移行しているが、代謝が上り、エクササイズの効果が表れ、体重も7kg減らすことが出来た。

 

骨盤矯正

腰痛や膝の痛み、むくや冷えなどがあると骨盤に問題がある可能性があります。

つまりこれらの症状をお持ちの方は代謝が悪かったり、どこかしらに関節の動きのわるい箇所が存在します。

この為、症状改善を目的に施術していけば、結果骨盤なども正しい位置になっていきます。

また、身体の疲れが中々とれないという方は『2週間テスト』という炭水化物をぬいてもらうテストを行い『炭水化物不耐症』の有無を検査する事もあります。

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ぎっくり腰

46歳男性が急に始まった腰痛を訴えて来院。この痛みは2日前に重い物を持った時から始まり、昨日は寝返りをうつ事も、立ち上がる事も困難だったという。

過去にこの様な痛みを経験した事がない。本人の希望としては仕事が大事な時期なので、一日でも早く仕事が出来るようにしてくれとの事。

まず神経系の検査を行いましたが、全て陰性

。次に体の動きを診て見ると、後ろに反らす動きで一番痛みがでていました。

背骨の関節の動きの悪さが腰椎の3番/4番にありました。

治療としては、一日目は炎症反応がありましたので、超音波という機械で炎症を抑え二日目から関節に動きをつける操作を行っていきました。そうすると三日目には大分おさまり4日目から仕事に行ってもらう事ができました。

 

急性腰痛

ぎっくり腰は海外では『魔女の一撃』と呼ばれています。
原因は背骨の関節や、骨盤の関節の捻挫です。捻挫して炎症が起きた後の関節は必ず硬くなってきます。
「何で急に起こるのですか?」とよく聞かれますが、
大抵、急に起こるよりも元々腰に問題をかかえていてそこに何らかの要素が合わさる事で発症するケースが多いです。
この為、日頃の予防が大事になってきます。

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妊娠中の腰痛

28歳妊婦が腰痛を訴えて来院。

妊娠5ヵ月位から段々、痛みが増しており今は左臀部~左膝関節まで痺れを伴っている。

病院では『坐骨神経痛』と診断をうけたが、治療は受けていない。この他、両足のむくみが強いという。

検査をすると、骨盤の関節に強い圧痛が見られ、この関節の動きを見てみると、過剰に動きがありました。この為、周りの筋肉の機能を高め、骨盤に安定性を持たせていく治療を行った所、3回の治療で改善しました。今は安心して予定日を待っています。

 

仙腸関節ハイパーモビリティー

生理中、妊娠中は『リラキシン』という女性ホルモンがでます。
これは、靭帯を弛緩させる役割があり、骨盤の仙骨と腸骨との間の靭帯にも緩みがでます。
この為、骨盤が不安定になり、ズレてくると痛みが出てくるのです。
痛みとは簡単にいうと危険信号です。
つまり、動きすぎている関節も、動きがなくなった関節も、正常な関節から逸脱している事には変わりありません。
この為、神経が『この関節はおかいしぞ!』という信号を脳に伝えます。
そうするとその信号を痛みとして感じるのです。

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デスクワーク時の腰の痛み

この症状は1年前から始まり、本人は仕事のデスクワークが大きく関わっていると考えている。

症状は仕事終わりが一番キツく、胸腰部がつまってる感じがするという。

まず体幹における可動域の検査を行うと、背中を反らした時にといつも感じている胸腰部のつまりが誘発された。

そして、筋力検査を行うと痛みを感じている背骨のレベルの神経と関係している筋肉が弱化していた。

この為、治療としては胸腰部の関節の可動域の低下を改善する施術を行った。


3回の治療で症状は改善されその後は定期的なメンテナンスを行っている。

 

椎間関節

全ての関節の機能は”動く”ということです。何かしらの原因によって関節の機能低下が起きた場合、動きが悪くなります。こうなると神経が『ここの関節が機能低下を起こしてますよ』という情報を脳に伝えます。すると脳はそれを痛みとしてとらえます。この方の場合、胸腰部の関節の動きが悪くなった為に痛みが生じた事になります。このため、カイロプラクティックではこの部分に動きをつけて痛みをとるわけです。

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左おしりの痛み(坐骨神経痛)

この症状は 2 年前から始まった。一度整体に通い、改善方向にむかったが治りきらず再発。

この人の場合、骨盤に歪みがあり、仕事がデスクワークな為、臀部にいつも負担がかかっていました。
この為、坐骨神経が筋肉の間を通る部位が硬くなり、坐骨神経を圧迫したものと考えます。


治療は硬くなっている臀部の筋肉が付着している、骨盤の関節へのアプローチとその筋肉を緩める操作、

家庭での簡単なエクササイズを行いました。


その後2回の治療で劇的に痛みが変化し,その後は定期的にメンテナンスで通われており、再発せずに生活されています。

 

 

-梨状筋症候群-

坐骨神経痛といってもその原因は様々です。

椎間板ヘルニア、背柱管狭窄症などが、絡んでいる場合もあります。

その中で梨状筋症候群というのは、骨盤付近に付いている梨状筋の下を坐骨神経が通過する所の、

筋肉が硬くなってしまい坐骨神経を圧迫し、痺れや痛みをひき起こすことをいいます。

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椎間板ヘルニアに伴う腰痛と下肢のしびれの典型例

腰痛は 10 年前からあったが、ここ数年で異常に悪くなってきて病院にいった所、 L4/L5 の椎間板ヘルニアであると診断された。

病院での治療は簡単なリハビリと腰部における牽引などの保存治療をしている。

検査をすると圧迫されている神経レベルにおいて、筋力、反射の低下、感覚の低下など神経的に異常を示しました。

 

そして、そのレベルの腰部の関節が硬くなっていた為、そこに動きをつけていく事で、背骨から神経が出る空間を確保する目的で治療しました。


その結果5回で痺れが楽になり、日常生活での辛さが減り、その後は間隔を開けた定期的なケアを続けたところ、

痛みが完全に消失しました。

 

椎間板ヘルニア

背骨は積み木の様に椎体が重なっていっています。
その椎体と椎体の間にゼリー状のものがあり、これが椎間板と言われるものです。
ヘルニアとはこの椎間板が後方などに出てしまい神経根を圧迫している状態です。
ヘルニアの状態は人それぞれなので、一人一人しっかり検査していく必要があります。
神経根を圧迫している部位で炎症が起きていると痺れや痛みが長引くケ-スが多くその場合まずその炎症を抑える治療を行いながら完治を目指していきます。

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側弯症による背中、腰の痛み、肩こりのケース

40歳男性が、背中、腰の痛み、首や肩、背中のコリを訴えて来院。

この症状は10日程前、長時間あぐらをかいて座った後に強くなり、整形外科でX線を撮影後、中程度の側弯症と診断された。

病院では根本的な治療は難しく、保存療法をしながらの経過観察を言い渡されたが、痛みが続いたので当院に来院。

検査では、頚部の可動域は伸展と左に倒す動きが制限を受け、左の頭・頚板状筋に痛みが起こる。側弯は胸部が右凸、腰部が左凸の側弯がみられ、脊柱起立筋の緊張も強く、背骨の関節も動きづらい。また、胸腰部の可動域検査では側弯のカーブの変化はあまりみられなかった。


施術では、痛みのでる頭・頚板状筋に対してアプローチするとともに、側弯の戻る方向へ関節の動きをつけていくようアプローチしました。


経過は、3回目には、首肩のコリは落ち着き、5回目には背中、腰の痛みが改善された。その後は、3週から1ヶ月に一度背骨のメンテナンスをすることで症状は安定している。

脊柱側湾症

脊柱を前額面からみた弯曲を側弯といいます。側弯は機能的側弯と構築的側弯に分けられ、機能的側弯は痛みや筋骨格系のアンバランスにより引き起こされるもので、構築的側弯には先天的なものや特発性といわれる原因のわかっていない側弯が含まれます。
今回のケースでは特発性の側弯症により背骨にカーブができることにより背骨や筋肉にかかる負担が大きくなり、関節の可動域が制限され、筋肉の緊張が強くなっていると考えられます。この特発性側弯症の背骨をまっすぐにすることは難しいですが、カイロプラクティックの施術で、関節可動域の向上、筋肉の緊張を抑えることで、症状の緩和をすることはできます。

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