症例

肩こりの原因とは?

肩こりの原因は椎間板の高さの減少からくる負の連鎖反応!
→椎間板の高さの減少
→椎間関節(背骨の関節)に負担がかかり動きが減少
→筋肉に過度のストレスがかかる
→神経伝達物質の放出増加
→筋肉の緊張、血流低下
→筋肉の痛み
→交感神経緊張
→さらなる筋緊張と血流の低下

脳神経外科の分野では肩こりは『背骨の老化』と考えています。
背骨はそもそも、頸椎7個、胸椎12個、腰椎5個のトータル24個の脊椎で成り立っています。その背骨の連結部に入り、クッションの役割をしくれているのが椎間板であり、正常な椎間板は、柔らかくスポンジ状でゼリー状の中心部から成っています。これがあることで背骨は滑らかに動く事ができます。しかし、この椎間板は20代を境に、内部の水が減少していきます。椎間板には血液供給がない為、一度減少してしまった椎間板は元に戻りません。
そうすると、固く、高さが減少した椎間板が原因となり、椎間関節に負担がかかり負の連鎖を辿ることになります。

椎間関節に負担がかかり肩こりが生じる!

椎間板の高さの減少により、上記の様に後方に位置する椎間関節に負担がかかり、周辺にある様々な筋肉が緊張します。

日常における肩こりの原因

デスクワーク

同じ姿勢でのデスクワークにより、筋肉が緊張しやすくなります。これは、姿勢が画面に近づき、首が前傾姿勢になる為です。このため、対処方法としては首を後ろに引くことで症状を和らげる事ができます。

運動不足

なかなか普段の生活において、最大限首や肩の関節を使うという事はありません。そうすると関節がかたくなりやすくなり、筋肉に過度なストレスがかかってしまいます。

ストレス

過度なストレスがかかると、交感神経系が優位に働き、血流不足を起こしてしまいます。それにより筋肉がかたくなってしまいます。

肩こりと関係する疾患

四十肩、五十肩

正式名称は肩関節周囲炎といいます。つまり、肩の周りの筋肉や靭帯、関節包などに炎症が起きて、その結果関節が硬まるというものです。肩こりが慢性的にある事で、この炎症が起こりやすくなります。

高血圧

高血圧のほとんどが心疾患を伴いません。年齢と共に交感神経が緊張して血圧を上げるのですが、肩こりがある事でさらに交感神経系を高めてしまいます。

頸椎の退行性変性

椎間板の高さが減少して、椎間関節に負担がかかる事で関節が変形していきます。そうすると腕や手などに痺れを生じる事もあります。この為、常に関節の可動域を保ち変形させない事が唯一の予防になります。

一度減少してしまった椎間板の高さは元には戻りません。これは生きている上で仕方のない事です。しかし、椎間板の高さの減少スピードの個人差や、高さがないのに肩こりがある人とない人が存在します。これは椎間板の高さが減少しても椎間関節にしっかりとした可動域があるかないかなのです。この為、カイロプラクティックでは問題を起こしている関節に可動域をつけて、筋肉を緩めていきます。この根本治療を行う事で早期回復と再発防止が行えます。

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