症例

頭痛

国際頭痛学会によると大きく分けて2つに分類されます。その中でも特にカイロプラクティックの臨床で取り扱うのは1次性頭痛というものです。

① 偏頭痛
② 緊張型頭痛
③ 群発性頭痛

各々の頭痛の原因

偏頭痛

男性よりも女性に多く、女性ホルモンであるエストロゲンの関与なども報告されています。血管が収縮した後、その反動で過度に血管が拡張した時に起こる頭痛です。未だ、原因不明なのですが

① セロトニン説
② 神経説(皮質拡延性抑圧)
③ 三叉神経血管説

この3つが学説としてあり、③の三叉神経血管説が有力とされています。

緊張性頭痛

いわゆる、肩こりや首こりの延長で起こる頭痛です。筋肉が硬くなる事で頸椎からでる神経を圧迫して痛みを起こすメカニズムです。
昔はこの緊張型頭痛と偏頭痛は分けて考えられていたのですが、最近では偏頭痛患者はより頭痛頻度が高い、緊張性頭痛に移行する人が多く転換性偏頭痛とも呼ばれます。

群発性頭痛

中高年の男性に多く、痛みの部位は眼窩部周辺になります。非常に痛みが酷く、耐え難いもので生活に支障をきたす場合もあります。メカニズムは未だ解明されていないのですが、アルコールやたばことの関連が挙げられます。

日常における頭痛の原因

偏頭痛

エストロゲンの関与
女性ホルモンの関係上、生理前後で頭痛で悩まれる方もいるのではないでしょうか?この場合は偏頭痛かもしれません。
カフェイン
偏頭痛は血管が拡張して痛みをだします。この為、コーヒーやアルコール、チョコレートなどの過剰摂取に症状がより悪化します。
ストレス
ストレスがある場合、交感神経系が過剰に働き、血管を収縮させます。その後、反動で血管が拡張してしまい痛みがでます。

緊張性頭痛

肩こり、首こり:長時間のデスクワークやストレス、姿勢の悪化により首や肩がこってくるのが一番の要因になります。

群発性頭痛

生活リズム
仕事などの関係上、生活リズムが狂ってしまうと、体内時計のくるい→自律神経系が不安定→頭痛というパターンがこの頭痛では多く見受けられます。
アルコール
アルコール依存でこの頭痛は起こりやすくなります。

カイロプラクティックでは施術による副作用や反動を避けるためになるべく無理のない自然な手法を用いたうえで本来のあるべき楽な体の状態になって頂けることを第一に考えて施術を行いますので、無理な矯正などは一切致しませんので安心して下さい。

また、当院ではそれだけではなく、大脳や小脳、三半規管といった頭の中、つまり脳(中枢神経系)に対してもアプローチをかけていきます。この為、従来のカイロプラクティック・ケアーよりもより多くの問題を取り扱う事ができ、早い段階での効果が期待できます。


※危険なケースだと疑われる場合には、適切な医療機関の受診をお勧めしております。

島谷院長は、米国Carrick Instituteのカイロプラクティック神経学300時間プログラムを受講し、臨床神経学を専門的に学んでおり、院内における症例報告会を通じ、各スタッフと知識を共有しています。
このプログラムは国際的な学位保持者のみが受講できる卒後プログラムです。カイロプラクティック神経学を取り入れることによって、より多くの方々を救えると考えます。
特にカイロプラクティック神経学で効果の高いものを下記に記します。



頭痛 痺れ 振戦 めまい 眼振 耳鳴り 吐き気 慢性疲労 繰り返す肩こり 自律神経失調症 内蔵機能低下 不眠 麻痺 更年期障害 血圧の問題 目の痛み集中力低下 極度の不安 複視 頻尿・・・

講師:増田 裕D.C. DACNB 講義内容(1回15時間 全24回)
第1回: Neuron ニューロン
第2回: Receptor 受容器
第3回: PNS 末梢神経系
第4回: ANS 自律神経系
第5回: Spinal cord 脊髄
第6回: Reflexogenic system 反射系
第7回: Cerebellar Corticies小脳皮質
第8回: Brain and its environment 脳とその環境
第9回: Cranial nerves 脳神経
第10回: Cerebral lobes 脳の葉
第11回: Sensory system 感覚系
第12回: Neurological diagnosis 神経学的診断
第13回: Pain 疼痛
第14回: Headache and facial pain 頭痛と顔面痛
第15回: Motor system 運動系
第16回: Electrophysilogical diagnosis 電気生理学的診断
第17回: Neurological imaging 神経学的画像
第18回: Clinical application 1 神経学的診断
第19回: Clinical application 2 運動疾患
第20回: Clinical application 3 心血管機能
第21回: Clinical application 4 消化器系と泌尿器系
第22回: Clinical application 5 神経学的リハビリ
第23回: Clinical aaplication 6 神経学的復習
第24回: Neurological technique 神経学的テクニック

頭痛のうちで生命に関わる危険な頭痛は全体の1%以下といわれており、多くの場合は緊張性頭痛や片頭痛などの機能性頭痛に分類されます。

「頭痛」に関する詳しい症例はこちら

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