症例

足の痛みに関する症例

捻挫後の違和感

サッカー部の男子高校生が1ヶ月以上前に右足首を捻挫してから走ったり、ボールを蹴ったりすることで痛みや違和感がでるということで来院。

捻挫はこれまでも経験しているが、今回は1ヶ月以上にわたり症状が改善されないために非常に不安になっていました。

今回は右足首に付いている前距腓靱帯が問題を起こしているということ、捻挫後のケアがうまく出来ていなかったことによる組織の癒着が原因で動きに制限が出ていました。

施術としては、内反捻挫後に多く見られる脛骨と腓骨のバランスとそれに関わる筋肉の調整を行いました。これによって痛みや違和感が7割軽減したものの、ジャンプやダッシュなどの大きな負荷にはまだ耐えられない状態でした。

そこでグラストンテクニックと呼ばれる、器具を使った施術に切り替えました。

グラストンテクニックによって癒着した組織をはがすのと同時に再度、組織の修復化が進むことで非常に高い効果が見られ、3回の施術でサッカーの練習に復帰できるまでになり、違和感もなくなりました。

組織の瘢痕化(はんこんか)

外傷や内部組織に傷を負った場合、身体の持っている治癒力で修復されますが、その過程で出来てしまうのが組織の瘢痕(はんこん)です。これは皮膚で言うとケロイド状になった傷跡を意味します。これが関節付近の靱帯や、筋肉で起きてしまうと本来持っている運動能力を非常に下げてしまうことになります。
従来、手技では非常に瘢痕組織を整えるには時間と労力が必要でしたが、グラストンテクニックでは非常に早くかつ円滑に治療することが出来ます。

古傷が突っ張って気になったり、肩や足首、膝関節などの可動制限などに一躍かう存在ですので、一度効果を感じてみてはいかがでしょうか。
川崎近辺でグラストンテクニックを受けられるのはエルカイロプラクティックだけです。

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ヒールを履いての足首の痛み

この女性の患者さんは2週間前から足首の痛みが強くなり、またすぐにつまずきそうになるという。

きっかけは久しぶりに高めのヒールを履いてからで、今までにもこのようなことがあったという。

検査をすると、足首の関節(距腿関節)動きが制限され、つま先を上に曲げづらく、関節の間に痛みがある。

つま先を下へ動かす動作は問題なかった。そして、ふくらはぎ(下腿三頭筋)の緊張は強く、前面の第三腓骨筋・前脛骨筋の力が入りづらかった。


そのため、足の前後の筋肉のバランスを整えるとともに距腿関節へ施術を行った。


施術後、つま先を上に曲げづらさは軽減しており、2回目の施術後関節の間の痛みはみられなくなった。

 

距腿関節

足首の関節は体重のかかる力を和らげ、体を支え推進し、平衡を保つ働きがあります。
そして、この部分は外傷や姿勢からくるストレス(今回は高めのヒール)を受けやすく、関節機能が障害され症状を引き起こすことがあります。

その中で距腿関節は足を上下に曲げることが主な運動となります。

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太ももの痛み

30歳男性が右の大腿(太もも)外側が痛いと来院。

この症状は一週間前から始まり、長時間座るとでる。特に座って体を左に倒すと顕著にでてくる。


検査では右の大腿筋膜張筋と腸脛靭帯の緊張が強く、押すと痛む。そしてこの筋肉が付着する骨盤の関節の動きの制限がみられる。

治療では、始めは大腿筋膜張筋の緊張を緩めることからアプローチし、その後問題のある骨盤、股関節・膝関節に対して施術を行った。3回の施術で大腿外側の症状はなくなった。次回、座り姿勢を指導した上で3週間後に状態を確認する予定である。

 

座り姿勢

一番特徴的であったのは、体を左に倒して座ることで、この患者様の場合は右の大腿筋膜張筋の緊張が強かったので常に引っ張られた状態で痛みが出ていました。今回のケースのように偏った座り姿勢を続けることにより、骨盤や下肢がアンバランスとなり、症状を訴えるケースは多くみられます。

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右下腹部の痛みと足のむくみ

この症状は年々程度がひどくなっており、最近では右下腹部の痛みもでてきたので、病院で検査を行ったが盲腸などの問題はないという。

検査を行ったところ、右ふくらはぎの筋肉である下腿三頭筋が全て弱化しており、踵の関節にも動きの悪い所が見られた。

また、右下腹部の検査では、大腸と小腸の移行部にある弁(回盲弁)に問題がみつかった。

施術を行った所2回目の施術時に右下腹部の痛みが消失し6回目の施術時には仕事終わりにもむくみを感じなくなったという。

 

むくみ

まず心臓のポンプ作用により動脈は全身に血液が行き渡ります。
その後毛細血管を経て静脈に入り血液は心臓に戻ってきます。しかし何らかの問題で血液が心臓にもどってこない場合があります。
今回は足のむくみというケースなのですが、元々足は重力の関係上血液の流れが滞りやすくむくみが発生しやすいのです。しかし通常はふくらはぎの筋肉がポンプ作用の働きを行い血液を心臓に返していれば問題はおこりません。
しかし、筋肉が弱くなってしまうとポンプの力が弱まり足に水がたまりやすくなるのです。

また、腎臓や心臓、大腸、小腸などの内臓器に問題があると、足の上につまりがあるという状態になるのでむくみは強くなってしまいます。その場合は一緒に内臓もケアする必要があります。

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足の裏の痛み

足の裏の痛みが長時間の歩行や、車の運転をすると出てくる。

ひどい時には足底に『ピリッピリッ』とした痛みがでる。

 

検査をした所、筋力、感覚、反射などの神経的なものについては異常がありませんでした。


しかし、両側とも足のアーチが低下した、いわゆる偏平足の状態になっていた為、アーチを形成するような治療とテーピングを施しました。
調べてみると膝や股関節の状態も良くなかったので下半身もトータルで施術する必要がありました。

 

-足における2つのアーチ-

足には、『縦のアーチ』と『横のアーチ』の2つのアーチがあります。

このアーチがある事によって、足の裏にかかる負担を分散し減らしているのです。

この為、足の裏が疲れれるからといって、足の筋肉をいくら緩めてもまた再発してくるのです。

カイロプラクティックは症状における原因に目を向けるので、この場合筋肉だけでなくアーチの改善も行います。

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